ページの本文へ

Hitachi

日立キャピタル

「社会価値創造」 未来づくりストーリー

ビークルソリューション編

独自のスキームときめ細かい配慮で、
福祉・介護など社会課題の解決をめざす。

クルマをもっと便利に、もっと安心して利用できるように――。
日立キャピタルグループは、乗用車やフォークリフトなどのほか
福祉・介護車両のソリューションにも力を入れています。
笑顔が広がる未来を創造するために、
さまざまな社会課題を解決するのが私たちのミッションです。

01業界で唯一、自社の福祉・介護車両架装工場を保有。

クルマは、現代社会の生活に密着した乗り物です。日立キャピタルグル―プでオートリース事業を主に手掛ける私たち日立キャピタルオートリースでは、長年オートリースをはじめとするクルマに関わるサービスを提供。お客様が保険や税金、メンテナンスといった車両管理の煩雑な事務処理の手間なく、安心してクルマをご利用いただけるようにサービスの向上に努めてきました。

メンテナンスに関しては、2012年に資本業務提携を締結した住友三井オートサービス株式会社と共同運営を行うなど、オートリース業界における「メンテナンスサービスNo.1」をめざしています。

また、私たちは、お客様のご要望に合わせて、新車や中古車などの普通乗用車から、フォークリフトやトラック、特殊車両まで幅広く取り扱っていますが、中でも、年々ニーズが高まっているのが、福祉・介護車両です。早くから高齢化社会の到来を見据えて、自治体向けに福祉・介護車両のオートリースを提供してきた私たちは、本格的に福祉・介護車両事業をスタートさせるため、2008年には福祉・介護車両の加工・架装・販売を一貫してサポートできる事業所を設けました。

現在、国内のオートリース業界で唯一、自社の福祉・介護車両架装工場を保有しているのは私たちだけです。お客様のご要望にきめ細かくお応えしたいという強い想いから、直接架装対応可能な環境を整えました。福祉・介護施設の利用者様が快適にご利用いただけるように、そして施設のスタッフ様のご負担を少しでも軽減することができるように、社員一同が日々全力で取り組んでいます。実際にどのような加工・架装を行っているのか、中心となって業務を遂行する担当社員が具体的にご紹介します。

02介護ニーズに寄り添った車両の装備を独自に開発。

日立キャピタルオートリース株式会社
ビークルソリューション事業本部
佐竹満剛

私は日立キャピタルオートリースのビークルソリューション事業本部に所属しています。茨城県日立市にある車両カスタマイズセンターの営業リーダーとして、全国支店の福祉・介護車両推進のサポートをしながら、加工・架装の製造ラインや納車の手配といった全体的な業務を統括しています。

介護を必要とする方の数は年々増えておりますが、介護サービスの利用者様を受け入れる施設は不足しており、介護スタッフ様の負担は増す一方です。たとえば、デイサービス(通所介護)では、朝夕の送迎において、足腰の自由がきかない利用者様の乗り降りの安全な介助がひとつの課題となっています。

送迎は日によって利用者様が異なり、よって必要な介助やご利用人数も変わってきます。近年では自動車メーカーも福祉・介護車両の開発に力を入れていますが、画一的な仕様では対応しきれないのが現状です。実際に介護スタッフ様からも、「入り口が狭く乗降しづらい」「助手席にも利用者様を載せたいけれども乗り込み口が高い」「2列目から3列目への移動がしづらくて緊急時に対応できない」といった声を多くいただきます。

そのような課題を解決するため、当社では市販の福祉・介護車両を最適な仕様にカスタマイズできるようにしました。例えば、シートを折りたたみ可能にして入り口や車内の広さを確保したり、助手席に電動ステップを取り付けることで乗降をしやすくしたり、市販車にはない手すりを取り付けたりするなど、より便利で使用しやすくする工夫をしています。

特に介護スタッフ様に喜ばれているのが、車イスを3台乗せられる仕様です。市販の福祉・介護車両は車イス2台の仕様が多く、3名以上の場合は送迎回数を増やすか、車両を追加で用意する必要があり、人手やコストがかかることから、介護施設様のご負担になっていたのです。そこで、ワンタッチで座席を跳ね上げ、車イスを3台乗せられる仕様に切り替えられるようにすることで便利さも介護スタッフ様の負担軽減につながり、ご好評をいただいています。これらをベースとして当社オリジナルの「アメージングシリーズ」を開発し、セミオーダースタイルで全国のお客様にご提供しています。

03提携工場を増やし、全国どこでもメンテナンス可能に。

福祉・介護車両が普及していく中で、課題に感じているのはメンテナンスの拡充です。たとえば、車イスを乗降させるパワーリフト部分が故障した場合、修理に対応できる整備工場が少ないため、修理先を探すことすら一苦労です。また、修理費用も高額で修理期間も長くかかることから、お困りの福祉・介護施設様が多くいらっしゃいます。

そこで、全国どこでも福祉・介護車両のメンテナンスに対応できるように、修理可能な工場を増やしていく取り組みをはじめました。まず、社団法人日本福祉車両未来研究会の賛助会員となったことをきっかけに、会員の整備工場様向けに福祉・介護車両メンテナンスに関する研修会をスタートしました。日本の社会課題である福祉・介護分野をより充実させたいという当社の考えにご賛同いただき、提携先を徐々に増やすことができました。

整備工場様と提携する際は、福祉車両の代車をご用意いただくことを前提条件にお願いしています。なぜなら、修理や車検のときに代替の車両がなければ、施設様が送迎できなくなる事態が発生してしまうためです。そうなれば利用者様は介護サービスを受けることができず、施設様にとっても機会損失につながりかねません。そこで、万が一の場合も代車をご提供可能にすることで、いつでも安心してご利用いただける体制を構築。さらに費用面では、メンテナンスリース料金に修理費を含めることで、施設様の不測の出費を抑えることができるようになりました。

2017年12月現在、提携工場は161カ所になりましたが、まだまだ日本全国すべてをフォローできる体制には及んでいません。今後も提携先を増やし、全国の福祉・介護施設様をサポートできるように対応エリアの拡大を進めていきたいと思います。

Next Story"思いやり"を大切に、切れ目のないサービスをサポート。

近年、福祉・介護車両の存在は広く知られるようになりました。しかし、実はディーラーでもその使い方を知っている人は少ないのが現状です。代車を用意しているところも限られており、福祉・介護施設様にとっては不便な状況が続いています。だからこそ、当社が先頭に立ってメンテナンスやカスタマイズに対応し、切れ目のない送迎サービスができるようサポートするのが使命だと考えています。

私たちが車両づくりにおいて一番大切にしていることは、福祉・介護施設のスタッフ様や施設利用者様への思いやりです。お客様のお声から生まれた「アメージングシリーズ」ですが、すべてのご要望に応えられているとはいえません。より皆様に寄り添った車両づくりをめざし、施設様に実際にご利用されたうえでのご意見やご要望を反映させることに注力し、車両をお試しいただくデモンストレーションも積極的に行っています。また私たち自身も、車両のみならず福祉・介護についても日々学習しています。そして、知識を十分に習得した「福祉リーダー」を全国の支店に配置し、お客様のご要望にきめ細かく対応できるよう努めています。

車両のデモンストレーションで施設様に伺うと、「こんなクルマがほしかったんです!」というお言葉をいただくことがあります。そのことが、私にとって一番の喜びであり、その笑顔を増やしていくことが、福祉・介護の充実につながると信じています。そのためにもお客様の想いに寄り添い、常に新しく、使い勝手のいい車両サービスを創造していきたいと思っています。

「2025年問題」といわれているように、世界に先駆けて日本は超高齢社会となっていきます。ますます福祉・介護の重要性が高まっていく中で、現在は送迎時間短縮につながる運行システムの提案や、福祉車両に多いロングバンを細い路地でも安心して運転できる工夫など、移動を安心で快適なものにするシステムの開発にも力を入れています。

ご紹介した担当社員をはじめ、私たちは今後も他のオートリース会社にはない福祉・介護車両架装とメンテナンスサービス事業の強化に努めていきます。全国の福祉・介護施設のスタッフ様、施設の利用者様の利便性を向上するとともに、ビークルソリューション事業として、より良い輸送サービスのコンサルティングや総合的なサポートをご提供できるようにグループ全体で取り組んでいます。

TOPへ戻る